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介護ソフトと連携させたいCHASE(チェイス)とは

公開日:2021/01/15  最終更新日:2021/01/13


現在、介護業界ではCHASE(チェイス)と呼ばれるデータベースへの関心度が徐々に高まっています。しかし、名前は聞いたことがあっても、具体的にどのようなものなのかを充分に理解している方は少ないのではないでしょうか。そこで、CHASEの概要について紹介するとともに、介護ソフトとの連携についても解説します。興味のある方は参考にしてください。

介護業界を変える可能性があるCHASE(チェイス)とは?

CHASE(チェイス)とは「Care,HeAlthStatus&Events」の略で、厚生労働省によって2020年5月から運用が開始されたデータベースのことを指します。介護事業者から提供された介護データを蓄積し、それを活用することで科学的な根拠にもとづいた介護サービスの実現を目指しているのです。これまでの介護業界では、ケアの質が事業者によって異なることや行ったケアに対する効果が見えにくいといった課題がありました。

しかし、この新しいデータベースはこれまで運用されてきた「介護保険データベース」や「VISIT」と連携しています。さらに、既存のデータベースでは収集しきれなかった細かな情報を収集し、活用することで課題の解決が目指せるでしょう。

また、CHASEに蓄積される情報は200項目以上あり、利用者の基本情報や既往歴、ADLなどの「総論」、食事形態や誤嚥性肺炎の既往歴などの「口腔」、診断からケアの実施とその評価を一連の流れとする「認知症」、食事摂取量や栄養状態としていた「栄養」の4つに分類されています。

ただし、200項目以上の情報を収集するとなると、事業者側の負担が大きくなることが懸念されていました。そのため、厚生労働省では収集する情報に優先順位をつけており、できるだけ多くの情報を収集したい項目を30に絞って「基本的な項目」として優先的に収集しています。

CHASEによって介護の現場はどう変わる?

CHASEの運用が軌道に乗ると、介護の現場にさまざまな変化をもたらす可能性があるとされています。まず挙げられるのは介護サービスの最適化です。これまでは、最適な介護サービスについての考え方が介護者や事業者ごとに異なったため、介護方針がなかなか決まらず、試行錯誤を繰り返しながら最適なケアを見つけていくというケースが少なくありませんでした。

しかし、CHASEに蓄えられたビッグデータを活用すれば、要介護者一人ひとりに対したケアが最適化されます。これにより、介護者は最小限の労力を使うだけで最大限の効果を得られるようになり、介護業界が抱える深刻な人材不足の改善が期待されているのです。

また、行ったケアに対して思ったような効果が得られないことは多々ありますが、現在はなぜ上手くいかなかったのかを突き止めるのに苦労することが少なくありません。しかし、このデータベースの運用が軌道に乗れば、行ったケアに対する客観的な分析が可能となるため、この問題も解決されることが期待されています。

しかし、介護サービスの最適化が図られると、結果として事業者の得る介護報酬が減少するのではないかという懸念もあるでしょう。ただし、国としては少しでも情報提供してくれる事業者を増やしたいため、将来的に情報提供した事業者に対して何らかの制度が新設されるのではないかといわれています。

情報提供の方法と介護ソフトとの連携について

介護事業者がCHASEに情報を提供するには、専用サイトにアクセスして利用申請をする必要があります。利用申請をすると、数日後にログインIDとパスワードが記載されたハガキが郵送されてくるので、それらを使うことでログインできるようになるのです。

なお、専用サイトからは「導入手順書」や「操作説明書」をダウンロードできます。また、事業者が情報提出する方法は、大きく2種類に分けられます。

1つ目は、厚生労働省が開設した専用サイトを介して提出する方法ですが、この方法は情報を直接サイトに入力する必要があるため、多くの手間と時間を要します。そのため、この方法は基本的にはあまりおすすめできません。

2つ目は、介護ソフトを介して提出する方法です。CHASEでは、専用サイトに直接情報を入力する以外にCSV形式でデータを提出できるため、情報提出の手間は大幅に削減されます。ただし、すべての介護ソフトが対応しているわけではなく、CHASE側の仕様に沿ってCSV形式のファイルを出力してくれる介護ソフトでなければ連携できません。

現在、徐々にCHASEに対応した介護ソフトが増えていますが、多くのソフトが未対応のままであることが実情です。そのため、現在導入している介護ソフトがCHASEに対応していないのであれば、対応したソフトへと乗り換えることも検討する必要があります。また、これから介護ソフトを導入するのであれば、対応しているのかも重要な選定ポイントとなるでしょう。

 

CHASEはこれからの介護を大きく変える可能性を秘めています。そのため、今後は情報提供する事業者は増加していくことが予想されますが、情報を提供する際はCHASEと連携がとれる介護ソフトを活用していきたいものです。

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