公開日:2023/02/15
近年はオフィスに喫煙ブースが見受けられるようになりました。これから喫煙ブースを設置しようと考えている人に、今回の記事はおすすめです。スタッフの生産性を低下させないためにも、喫煙対策を講じる必要があります。スタッフの満足度を高めることが顧客満足度の向上にもつながるので、早めに取り組みましょう。
3つの方法を紹介します。企業の喫煙者の人数に応じて取るべき対策は異なります。できる限りスタッフが勤務しやすい環境を整えましょう。
喫煙ブースをビルの屋上やホールの片隅などに設けることにより、喫煙者と非喫煙者を分けられます。こちらは双方にとってメリットがあります。まず、喫煙者にとっては喫煙できるスペースが設けられていることで堂々と喫煙を楽しめます。非喫煙者にとってはタバコの煙を吸う心配がないので、健康を害することがありません。
とくにオフィスでは、妊娠中のスタッフや持病を抱えているスタッフが在籍している可能性があるので、副流煙を吸うことにより母体に悪影響を及ぼすことや、健康状態を悪化させることは防がなくてはいけません。
そのため、このような配慮ができているほうが望ましいでしょう。この際、喫煙者の人数に応じて適切なスペースを設けるようにします。喫煙者の人数と比較してスペースが狭いときは、喫煙したい人が外で待機しているという事態を招く恐れがあるからです。
こちらは喫煙する時間を設定する方法です。喫煙者も非喫煙者も決められた時間はきちんと業務に従事するので、不公平感がなくなります。喫煙者は業務中にタバコを吸うのに、非喫煙者は業務に従事しているという問題や軋轢をなくす効果があります。
ただし、喫煙者の人数が多いときは、このような統制が難しくなるので、人数に応じて喫煙ブースを設置する対策が必要となるでしょう。あくまで少人数の場合に有効です。
レストランやカフェなどで取り組まれている対策です。室内の一室を喫煙者が業務する空間に設定します。こちらは、スペースに余裕がある場合に有効です。こちらのメリットは、副流煙を吸うことやタバコの臭いが衣服や髪の毛に付着するのを防げます。ただし、非喫煙者が喫煙者のもとに足を運びにくくなるデメリットがあります。
それぞれの立場からメリットを紹介します。仕事の生産性を低下させない取り組みとして意義あるものとなっています。不平不満も未然に防止できるでしょう。
まず、非喫煙者に気を遣うことなくタバコを楽しめます。堂々とタバコを楽しめるので、心理的ストレスから解放されるでしょう。次に、オフィスでタバコを楽しめないときは、近くの喫煙スペースに足を運ぶ必要があります。そのぶん生産性が低下しますが、喫煙ブースがあればそれを防げます。
そして、喫煙ブースに天井に脱煙機能が備わっていれば、衣服や髪の毛に煙の臭いが付着しにくくなります。非喫煙者の顧客や同僚とコミュニケーションをとるときに、相手に不快な印象を与えません。喫煙ブースに入室するときや喫煙ブースから退室するときも、煙が外に漏れないので安心できます。さらに、季節や天候に関係なくタバコを楽しめるので、利用者の満足度が高くなります。
タバコの煙を誤って吸わなくなるメリットがあります。とくに、妊娠中のスタッフや持病を抱えているスタッフにとって、タバコの臭いは悪影響を及ぼします。また、衣服や髪の毛にタバコの臭いが付着するのも避けられるでしょう。また、空間分煙ではタバコの煙が非喫煙者のスペースに侵入してくる可能性がありますが、そちらも防げるのでメリットは大きいでしょう。
それぞれの立場からデメリットを見ていきましょう。デメリットはありますが、工夫次第で解決できる可能性があります。悪い部分ばかりフォーカスしないようにしましょう。
喫煙者の人数により制限が設けられることがあります。喫煙したいタイミングで利用者がたくさんいると、タイミングを逃してしまいます。とくに、昼食時間は混雑が予想されるでしょう。そのときは、別の喫煙場所まで移動する必要があるので、休憩時間が短くなるでしょう。
喫煙ブースの煙が換気口から流れ出てくるときがあります。その煙を吸ってしまうことで受動喫煙となります。そのため、換気口の近くで業務しなければいけない人や、換気口の近くを通行しなければならない人はストレスを感じるでしょう。換気口の近くでは非喫煙者を勤務させないなど配慮が必要です。
インターネットなどで先行事例を確認してみるのもよいでしょう。また、喫煙ブースを設置している企業のホームページなどを確認すると費用が分かります。スタッフの満足度を高めるだけではなく、公平性を持たせることや健康面に配慮できることから喫煙ブースの設置は有効といえるでしょう。この際、場所を整備するだけではなく、喫煙のルールを整備することも忘れないようにしましょう。詳細はインターネットで検索してください。