介護事業者必見!様々なサービスに対応している介護ソフト・介護システムの特徴や価格情報をランキングBEST5でご紹介!

厚生労働省が推進するLIFEとは?科学的介護情報システムについて解説

公開日:2022/04/15  最終更新日:2022/05/09

令和3年4月1日に、新たな介護システムの運用が開始されたことをご存じでしょうか。「LIFE」と呼ばれる新たなシステムは、「科学的介護情報システム」として厚生労働省が推進しているシステムです。科学的に効果が裏付けられた高品質の介護サービスを目指すために導入されたLIFEについて、この記事では詳しく解説します。

科学的介護情報システム「LIFE」って?

厚生労働省が推進している「LIFE」 とは、正式名称を「科学的介護情報システム」と言います。この正式名称は英語表記にすると「Long-term care Information system For Evidence」と言い、略することでLIFEと呼ばれています。

高齢化社会を迎えて30年以上経つ日本では、今後ますます進行していく超高齢化社会に備えて介護業務を科学的にとらえ、データを蓄積していく必要があります。そのため介護に関するデータを厚生労働省へ提出することで、蓄積・解析を行いケアに科学的知見をもたらす動きを開始したのです。

日本中の介護データを厚生労働省へフィードバックし、今後の介護計画やリハビリの在り方を解析していく運用がなされています。

LIFEの使い方

では、実際に介護の事業所の現場でLIFEを運用する場合はどのような流れになるのでしょうか。使い方は次の通りです。まず事業所のパソコンからLIFEのサイトへアクセスし、新規登録を行います。新規利用登録を行うと、後日厚生労働省から利用に関する案内のはがきが届きます。

はがきには主に3つの情報が掲載されています。まず1つ目は「起動アイコン」のダウンロード用URLです。専用のURLが掲載されているので、こちらからアクセスをします。次に2つ目は「起動アイコン」を立ち上げる際に必要となる事業所用のパスワードです。3つ目は事業所向けの管理ユーザーと初期パスワードです。これらを入力すると、事業所用のパソコンにLIFEの立ち上げができます。

次に職員データを登録します。実際に運用する職員ユーザーを登録すると、次に介護サービスの利用者の登録に入ります。画面上で1人1人入力する方法もありますが、現在使用している介護記録データからCSVを使って一括登録をすることも可能です。

もちろん利用に関しては無料です。利用者の入力が終わったら、日常生活でLIFEを運用していくことになります。利用者に関する栄養状態や症状など、細かく入力をしていくことでデータが蓄積される仕組みです。

とはいっても日常的に大量の項目を運用することは大変なため、主に基本の30項目に関して入力を行います。使い方の基本は利用者単位での運用であり、事業者単位ではありませんが、フィードバッグは事業所単位でも得ることが可能です。

LIFEを導入するメリット

LIFEを実際に運用開始するまでには手続きが必要ですが、導入にはメリットがあります。大きなメリットは次の4つです。まず1つ目は「ビックデータによる解析が得られることです。事業所は日々の介護ケアに追われることがあり、データ解析が不十分な場合があります。

また、事務部門は報酬関係がメインの配置となっており、利用者のテータ分析となるとハードルの高い事務です。LIFEを活用することにより、貴重な利用者のデータがビックデータとして解析されるので、信頼性の高い情報を得ることができます。

2つ目は「介護報酬の加算」です。多くの介護事業所がLIFEを検討している背景にはやはり、介護報酬への加算が挙げられます。LIFEを活用することで通称LIFE加算と呼ばれる介護報酬が加わるため、メリットが大きいのです。加算単位はサービス別に数十二及んでおり、データ活用以外の実益が大きいと言えます。

3つ目のメリットは、「PDCAサイクルを活用できる」点です。LIFEを使うことで利用者への適切な介護計画書を作りやすくなり、入所から実際の介護業務の中でPDCAサイクルを運用しやすくなります。ケアプランにはメリットの1つ目で触れたビッグデータが生かされるので、今までよりもクリアに介護計画が立てやすくなるのです。

LIFEにおけるPDCAサイクルとは、「ケアプランの作成」、「介護データの提供」、「データ解析およびフィードバック」、「当初のケアプランの見直し」を意味しています。このサイクルを繰り返すことにより、介護サービスの向上が期待できるのです。

最後に4つ目のメリットは、「日本全体の介護力の向上に寄与できる」点です。全国の介護事業所が適切に介護データをフィードバックしていくことで、科学的に高齢者ケアのビッグデータが蓄積されていきます。すると、真に必要な介護への解析度上がり、国政への反映も可能です。たとえ一人一人のデータは小さく見えても、集約すれば今後の日本の介護を支える大きな礎になります。

 

この記事では厚生労働省が推進するLIFEの使い方やメリットを中心に解説しました。運用開始からまだ年月が経過しておらず、介護データの重要性が増すのは今後となりますが日本における大切な介護事業であることは間違いありません。また、適切なデータが介護事業所でも生かせることで、より依頼者に必要な介護サービスを適正化することができます。日本の未来を支えるためにも、今こそLIFEを導入しましょう。

おすすめ関連記事

サイト内検索
記事一覧