会社名 | ソニー銀行株式会社 |
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所在地 | 東京都千代田区内幸町2-1-6 |
電話番号 | 0120-365-866 |
設立 | 2001(平成13)年4月2日 |
資本金 | 385億円 |
おすすめポイント | 金融商品にはない魅力が多数!資産形成の第一歩を踏み出すきっかけとして最適! |
昨今は、老後2,000 万円問題に代表されるように、資産形成の重要性が見直されています。日本政府も資産所得倍増プランと銘打ち、NISAの非課税枠の拡大や恒久化などを行い、国民の資産形成を後押ししているというニュースを聞いたことがある人も少なくないでしょう。
資産形成には、さまざまな方法が存在しており、株式投資や投資信託などの金融商品の購入が一般的です。
そうした資産形成の方法のなかから、今回は仕組み預金について紹介します。仕組み預金の種類や注意点などについても取り上げるので、ぜひ最後までご覧ください。
仕組み預金とは
仕組み預金とは、銀行で扱われている金融商品の一種です。名前にこそ預金という文字が使われていますが、通常の預金よりも複雑なシステムが採用されています。
仕組み預金を語るうえで欠かせないのが、デリバティブ取引です。デリバティブ取引とは、株式や為替などの伝統的な金融商品から派生して誕生した金融派生商品で、先物取引やオプション取引などの総称として扱われます。仕組み預金とは、このデリバティブ取引を預け入れた資金で行い、その結果得られる運用損益を、預金利息とする金融商品です。
このシステムのおかげで、仕組み預金は通常の預金よりも高い金利でお金を増やすことができます。たとえば、ソニー銀行が扱っている円預金の金利が0.001%であるのに対して、仕組み預金の金利は最低でも0.3%以上です。長期的な視点で資産運用を行うことを想定するなら、仕組み預金は最適な金融商品といえるでしょう。
ソニー銀行が扱っている仕組み預金の種類
ソニー銀行では、資産形成のための金融商品を多数扱っており、仕組み預金もそのうちのひとつです。その仕組み預金にもいくつか種類があり、それぞれ異なった特徴を有しています。順番に違いをみていきましょう。
円定期plus
ソニー銀行が扱っている仕組み預金のなかでも、最もスタンダードな商品が、円定期plusです。通常の円預金よりも、高い金利を追求したい人や長期的な目標で資産運用をしたい人から、とくに高い人気を誇ります。
円定期plusには、主に2種類の商品が存在しています。ひとつ目は、ステップアップ型と呼ばれる商品で、その名のとおり金利が満期までに徐々に上昇していきます。初年度の金利は0.3%ですが、最長の契約期間である10年目には、最大3%の金利を目指せるのが特徴です。
ふたつ目の商品は、フラット型と呼ばれる商品で、こちらはステップアップ型とは異なり、満期まで金利が変化することはありません。しかし、それでも通常の円預金よりも高い 0.7%の金利で、運用が可能です。短期間での資金運用を検討している人に向いています。
為替リンク預金(円スタート型)
ソニー銀行が扱っている商品のなかには、為替リンク預金(円スタート型)と呼ばれるものがあります。こちらの商品はその名のとおり、契約満期日に受け取る通貨が、判定日の為替レートによって決定されるのが特徴です。
運用の流れとしては、まず銀行に規定の金額以上のお金を預けます。このとき預けるお金は必ず日本円で、かつ最低でも10万円以上の金額を預けなければいけません。
その後、契約期間満期になってから、運用していたお金を受け取ります。このとき、受けとるお金の通貨は、円のこともあれば米ドルや豪ドルなど、募集条件によって大きく異なるため注意が必要です。
高金利で資金の運用ができるだけでなく、円安などでほかの通貨の価値が上がっている場合、受け取る通貨の種類次第で、より大きな金額を受け取れる可能性があります。ただし、為替リンク預金は、常に運用する人を募集しているわけではないため、運用を希望する人は、常に商品情報をチェックしましょう。
為替リンク預金(外貨スタート型)
ソニー銀行が提供している為替リンク預金には、外貨スタート型も存在します。こちらは名前からもわかるとおり、日本円ではなく、手持ちの外貨で預け入れを行うのが特徴です。
各通貨とも、1,000単位からの預け入れが基本となり、契約満期後に受け取る通貨は日本円、もしくは預け入れした通貨になります。また、満期で受け取った外貨は、普通外貨預金として、海外旅行などで活用可能です。
円安時に有利に働きやすい円スタート型と異なり、外貨スタート型は円高時に有利にはたらきます。そのため、目先は円高と見通している場合は、外貨スタート型で為替リンク預金の運用を開始するのがよいでしょう。
仕組み預金の注意点
仕組み預金は、金利の高さや為替相場によるリターンの増加など、商品によってさまざまなメリットを享受できます。一方で、仕組み預金による資金運用を行う前に、あらかじめ考慮しておかなければならないデメリットもいくつか存在します。
途中解約は原則不可
ソニー銀行の仕組み預金に限った話ではありませんが、仕組み預金は一度運用を開始すると、契約の満期日まで解約ができません。一応途中解約もできますが、解約手数料などが発生してしまい、元本割れ、つまり損失が発生する可能性があります。ちなみに、ソニー銀行の場合、損害額に応じて、元本の6%から13%を解約金として支払わなくてはなりません。
そのため、急にまとまった金額のお金が必要になる可能性がある人は、仕組み預金には手を出さない方がよいでしょう。もしくは、余剰金での運用をおすすめします。
想定損失額に注意
仕組み預金はその金利の大きさゆえに、注目を浴びることが多い商品です。しかし、仕組み預金はリターンが大きい一方で、元本割れのリスクが非常に高いということも理解しておきましょう。
たとえば、1ドル100円で外貨による仕組み預金を行っていた場合、満期日に現在のように1ドル140円の円安になれば問題ありませんが、円高に振れて1ドル80円にまで下がってしまうと、利益が出ていても元本割れするリスクがあります。これは円による仕組み預金をしているときも一緒です。
為替などの影響によって、大きな損失を被る可能性を忘れてはいけません。
まとめ
以上、仕組み預金の種類や注意点について取り上げてきました。ソニー銀行では、多種多様な仕組み預金の商品が用意されており、ほかの金融商品にはない魅力がたくさんあります。
しかし、金融商品の運用には常にリスクがともなうことをわすれてはいけません。仕組み預金の場合は、為替変動などによって元本が割れてしまい、大きな損失が発生する可能性があります。
それでも、運用方法さえ間違わなければ、非常に優秀な金融商品です。興味のある人は、ぜひソニー銀行の公式サイトから商品の詳細を確認してみましょう。